THE SLOW HANDICAPPED PERSONS GARDEN
遲・障・薗
 ち  ・ しょう ・ え ん

創 業  2012年3月21日




人の共同体
(=世間(けん))は、
飽(あ)く迄(まで)健常者を基準に、
常に健常者の速度(テンポ)と律動(リズム)に沿って営(いとな)まれる。
健常者が世間に在って絶( )対多数を占める以上、
其(それ)は当然の事(こと)だ。

障害者が世間に在(あ)って生きる
―隔離された場では無(な)く健常者と同じ場で―
と云(い)う事は従って、
健常者の速度と律動に〔少しでも〕追( )い付くべく、
障害者自身〔と其(そ)の家族〕が生涯を懸(か)けて努力し其を実践して行く、
と云う事に他成(ほかな)らない。

障害者が世間に在って生きる為(ため)の物的要件は確かに、
着実に整( )えられつつはある。
身体障害・特に肢体不自由(あるけないこと)については、
其が殆(ほとん)ど叶(かな)う領域迄(まで)来ている。
一方、脳の障害・特に精神外の其( )そして精神的要件については…。

一部の軽い精神遅(ち)滞(たい)
(知的障害)・
特に「脳や身体〔の一部又は大部分〕が健常者よりも早く動かせる」其( )に関して言えば、
今や複数の業種・多くの企業に在って貴重な「戦( )力」と成るに至っており、
其の活躍振りが大手報道機関(マスメディア)を通して数多く取り上げられている。
併(しか)し、一方……。
精神障害で無(な)ければ知的障害でも無い脳の障害・即ち
「日常に於ける判断力は充分に在れど、或(あ)る能力が劣ったり欠けたりしている」障害・
其も「頭の回転や特定身体部位の動きが遅( )い」障害に関して、
語られる―少なくとも大手報道機関を通して―事は極(ごく)少ない。

其の「…遅い」障害―「発( )達障害」の一種である―を巡る過去と現状・
そして将来の展望について語( )り、
「…遅い」障害を生まれ乍(なが)ら抱える人々が
「世間に在( )って(=健常者と同じ場で)、
〔無意識の内(うち)に〕逞( たくま)しくそして打たれ強く、伍(ご)して生きる」
事が極(ごく)当然と成る為(ため)に何をすべきか、
について共に考( )えて行く。
――是(これ)が、此の拠頁(ホームページ)『
遅・障・園』の目的である。

「…遅い」障害とは何か。――先(ま)ずは其を知る事無しに、
理解への道( )は始まらない。
為(ため)には先ず、具体的な例を一つ、挙げて語らねば成らない。
故(ゆえ)に、其の「…遅い」障害を抱えて生きている一人を主人公に立て、
其の経歴について語る事から、此の拠頁は始まる。( )

「主人公の経歴」に続く


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